ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

茨城県の戦争博物館も凄いぞ!

2022.5.31 10:30

 

予科練平和祈念館の続き③

 

飛行予科練習生制度が始まった当初、

入隊のためには1年に1度の試験が

行われていたそうです。

 

1次試験を通過した者は

1週間泊まり込みをして2次試験へ挑んだ…

 

当初はエリート集団の少年たちばかりが

予科練習生として訓練を受けていたのですね。

 

週休2日制なぞという現在の緩い教育とは違い、

日曜日以外はそりゃ~もう大変な日々…

 

(画像はHPより)

 

お布団やベッドなんてございません。

隙間なくビッシリとハンモックで眠ります。

 

起床の合図とともに

ハンモックの片付けや着替えなど

分けられたグループごとに競争しながら

手早く起床をしていたそうです。

 

日々の学習課程は月曜日~土曜日まで

学校の時間割表と同じように

各科目ごとに割り振られていました。

 

「国語」「英語」など基礎的な科目の他、

パイロットに必要とされる様々な知識や

軍人としての精神論までも教育されていた…

 

「体育」では

フンドシ一丁での水泳や、

短パン一丁での高所での平均台バランス歩行、

鉄棒、相撲など…

運動会で綱引きに熱くなっている写真も。

 

その他、身体検査では

回転椅子でグルグル回された後に

直ぐに立ち上がり、

「止まれ!」という掛け声で

ピタッ っと起立し静止する検査とか…

動体視力を測るテストもあったな…。

 

(画像はHPより)

 

展示されている写真を観て

身長は凄く低いけれど、

皆凄く良い体をしているんですよ…

ポッチャリ体系の子なんて居やしない。

 

日々の猛特訓で

心身ともに鍛えられていたのでしょうね…

 

当初は練習生になるために難関を突破し、

訓練生になってからもなお

超エリートになる努力を積んだのですね…。

 

 

昭和に入り時が流れ、

戦況の悪化に比例するように

予科練生の募集規定も少しづつ緩くなったのを

展示資料を観ていく中で感じました。

 

育った訓練生たちが

海軍のパイロットとなり、

次々と敵地へ赴き…

 

そして戦死に至った・・・

 

ということなのでしょう(-_-;)

 

 

個人的に子供のころから

「戦争」に関するものに興味があるので、

今回この記念館に来ることができて

色々と知ることが出来ました。

 

広島、長崎の原爆資料館

沖縄の資料館だけではありませんね。

 

茨城県だって

海軍にまつわる戦争博物館はすごいぞ!!

 

 

 

敷地内には

零戦のレプリカが展示されています。

 

 

(画像はHPより)

 

天気が良い時はこんなふうに(*^。^*)

 

 

今回僕たちは行かなかったけれど、

訪問ゲートを通り

お隣の陸上自衛隊の敷地の方へ行くと

「雄翔館」という別の記念館があります。

 

この類に興味がある方は

数時間じゃ足りませんね…(*^。^*)

 

いつも僕は

せっかく訪れたのに

隈なく満喫することが出来ず、

チョイ残しな感じで終わってしまいます。

 

たぶん、

また来たいと思うからなのかな??

 

こういう施設は

後世に語り継いで、

いつまでも残っていて欲しいですね。

 

予科練平和祈念館」

茨城県稲敷郡阿見町大字廻戸5番地-1

☎029-891-3344

休館:月曜、年末年始など

観覧料:大人500円

 

 

☆☆ ティダぬファ~のわたるより ☆☆