ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

大寒に行われる神聖な神事

2022.5.31 15:30

 

 

観光スポット「鹿島神宮」の続きVol.7

 

ご存知の方も多いと思いますが

ここ鹿島神宮境内には

「七不思議」

と云われているスポットがあります。

 

前回記事にアップした「要石」もそうですが

代表的な場所であるもう一つが…

 



『御手洗池(みたらしいけ)』

 

かつては「西の一の鳥居」がある

大船津から船で進み

この池で禊をしてから参拝をした…

 

と、云われているそうです。

 

今から遠い遠い昔である神代の時代に

ひと晩で湧き

以来…

干ばつがあっても枯れたことが無い

という奇跡の池として

信仰されているのだとか。

 

鹿島神宮では

年間約90もの祭典が執り行われている。

その中の一つが

大寒禊」

 

1年で最も寒いとされる

大寒」※毎年1月20日前後 に、

総勢約200人程がこの御手洗池において

禊を行う様子は圧巻らしいです。

 

(画像はHPより)

 

この時期の気温はわずか2~3度

場合によっては

氷点下になる年もあるでしょう…

 

男性はフンドシ、女性は白装束姿で

池の前で「鳥船」と呼ばれる

船を漕ぐ動作の入念な準備運動とともに

大勢の掛け声が響き…

 

 

(画像はHPより)

 

参加者・神職の総勢約200名以上が

入水後に一心不乱に祝詞を唱える…

 

この池の水温は

外気よりも高く12度ほどというが、

それでも冷たいですよね(@_@;)

 

 

年の初めに

何かを決意した人たちが集まり

神聖な場所で自身を清めているのですね。

 

 

この大寒禊は 代々、

神職と氏子のみで執り行われていたそうですが

一般の方からの参加の要望が多く、

現在では一般の人たちの参加も

認められるようになったそうです。

 

この禊で

身を清められた参加者には

鹿島神宮より「修了証」が与えられるそうで。

 

事前登録制の申し込み順により

定員200名の枠が

即日埋まってしまうという盛況ぶり。

 

参加者は

10代半ばの中学生~70代や80代と

年齢層も幅が広いみたいですね。

 

 

 

池にはキレイな色の鯉が

優雅に泳いでおりましたよ(*^。^*)

 

実際訪れてみると

決して広くはない池です。

 

訪問時は閑散としていたので

いまいち実感が湧きませんが…

 

実際に神事が執り行われる時、

この御手洗池の周囲は

禊を行う強い決意や熱気に溢れ

厳かな空気に包まれるのでしょうね。

 

 

今年は新型コロナウイルス影響により

一般の方の参加は中止となったそうです。

 

感染症が終息し

伝統あるこのような神事が

通常通りに再会されるといいですね(*^。^*)

 

10年くらい前の僕だったら

真剣に参加する意欲があっただろうが、

年をとってきたのでしょうね…(^_^.)

 

画像を観たり

想像をするだけで

乳首が立ってしまいます(笑)

 

 

機会があれば

その厳かな雰囲気を

実際に見学させて頂きたいものです。

 

 

☆☆ ティダぬファ~の わたるより ☆☆