ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

今帰仁城跡の神聖な御嶽

てぃだぬふぁ~ ワタルです
 
沖縄県本部半島には
名の知られたものがたくさんあります。
 
沖縄そば屋が色々ある
84号線…だったかな??
「そば街道」なんて言う人もいます。
 
夕暮れには最高の備瀬…
イメージ 3
貝殻じゅうたん!!!
 
どこからでも目にすることができる
「タッチュー(伊江島)」のシルエット。
プロフィールのサンセット画像も
一緒に旅をした友人が撮影してくれました。
備瀬にはフクギ並木もあります。
 
知らない人は居ないだろう
美ら海水族館もある。
 
本部は牛(肉)も有名ですよね。
 
橋で繋がる古宇利島も絶景の島(^-^)
 
テーマパークも多いし、
毎年2月からは
某球団のキャンプ地にもなる。
 
野生はなかなかお目にかかれない
ネオパークおきなわに保護されていて
観ることができます。
 
沖縄県に在住する方には
失礼な言い方になりますが…
南部よりも北上するにつれて
海がキレイだと思います。
 
そして世界遺産の1つ
今帰仁城跡(なきじんじょうグスク)。
イメージ 1
山坂多い本部半島にあるこの今帰仁城跡。
1月末~2月上旬には
カンヒザクラという桜が咲き誇り、
画像のように昼間は半袖でも大丈夫。
 
城壁だったであろう石垣は、
まるで中国の万里の長城を思わせる。
ちょっとオーバーかな(~_~メ)
 
イメージ 2
遠くに見える海は
くっきりと2色のカラー。
 
でもね、この今帰仁城跡…
琉球三山時代といわれる
激しい戦国時代だった頃、
クーデターが起きて
北山(ほくざん)という領域を
統一していたこの城が
滅んでしまった過去がある。
 
琉球の北部を仕切っていた北山最後の王…
攀安知(はんあんち)という王様がいた。
 
攀安知王は今帰仁城を居城として、
守護神が宿る霊石を持っていた。
 
部下だった本部平原(もとぶてーはら)
という武士が、
敵国の中山(ちゅうざん)に
滅ぼされるのも時間の問題だ…と、
自国の王の攀安知を裏切り騙し、
北山の滅亡を手助けしたという。
 
攀安知王は最期に自身が持っていた霊石を
伝説の宝刀と言われる
「千代金丸(ちよがねまる)」で
十文字に切り裂いてしまった…
『お前だけ生き残ることは許さぬ』と。
 
 
今帰仁城跡にはいくつかの聖地があるが、
なかでも最も神聖な場所が
「テンチジアマチジ御嶽」。
その霊石があったとされる場所らしい。
 
割れた石は誰かに持ち去られてしまった
といわれ、現存していないらしい。
 
このテンチジアマチジ御嶽には
祝女ノロ)という人達の聖なる場所だった。
 
惜しいことをしたもので、
この画像は4年前に訪れた時。
その頃は琉球時代の歴史まで詳細を知らず
テンチジアマチジ御嶽を逃してしまった。
 
今は世界遺産というものに登録された
昔の城跡だが、
よく考えてみれば、
戦国時代の城だったわけだから、
その城内や周辺で
殺し合いがあったということ。
 
絶景をみるためだけの
観光場所ではないんですよね…(^_^;)
 
その場所には
大昔の人達のたくさんの願いや恨み、
無念に散った武将たちの魂までもが
埋まった場所なのかもしれない。
 
どうでも良い話なのですが…
実は沖縄について勉強になる
テレビゲームがあるんです。
そのゲームで知ったことはホントにたくさん。
 
テンチジアマチジというものも
ゲームで知りました。
 
ゲームの内容が
全て本当のことかは知りませんが、
もし、割れてしまった霊石が残っているのなら
その石は近づけたり
2度と組み合わせたりしてはいけない
ものなのでしょうね。