ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

禁止されたシヌグ踊り

てぃだぬふぁ~ ワタルです
 
有名な「万座毛」
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万座毛というのは
万人(大勢の人)が
座ることのできる毛(野原)
…という意味。
 
琉球王朝時代の「尚敬(しょうけい)」
という王様がここに訪れた時に
『万人が座するに足る毛』と称賛した
というのが由来なのだとか。
 
この万座毛のすぐ近くに
恩納海浜公園ナビービーチという
海水浴場があります。
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このナビーというのは、
1700年頃に産まれたのでは??とされる
恩納で生まれた琉球を代表する女流歌人
 
大昔の話ですが、
当時の農民たちはシヌグ祭というものを
行っていたという。
農業祭なのだが、
「農業と生殖との信仰を表現したもの…」
らしいが、
シヌグ踊りという神踊りは
「正視し得られないほどの際どい事をする」
…と、あるサイトで説明されている。
 
ようは、神聖なのかどうかさておき、
男女が裸で踊る…
時には
性行為にまで及ぶような神前舞踊
ということかな。
 
また別の情報では、
この万座毛では裸の男女が集い
酒を飲んだりシヌグ踊りをして
出会いの場所でもあったとか。
 
今で言う「デートスポット」
ってやつですかね(^_^;)
 
当時の王だった尚敬がシヌグ踊りを禁止し、
禁止令の札を松の木の下に立てたのだそうだ。
ナビーさんはシヌグ遊びの禁止を恨む
琉歌などを唄っている。
 
「恩納松下に禁止(ちじ)の碑立ちゅす
恋しのぶまでの禁止(ちじ)やないさめ」
…恩納番所前の松の下に
禁止の立て札があるが
恋をすることまで
禁止しているのではあるまい…
 
そんな琉歌などを唄ったナビーの碑が
現在も実際にあるんです。
 
昔から、
男女の恋のありかたに
偉い方々が意見していたんですね…。
 
当時の農民からしてみたら、
自分達の楽しみを禁止されたのだから、
ガッカリだったでしょうね。
 
想像するだけで
興奮しちゃいそうな光景ですもの…
大勢の男女が裸で踊っている
…なんてステキなことだ(*^_^*)
 
そういうわいせつなことがあった場所…
とは紹介しない万座毛周辺。
真実はどうなのかは解りませんが、
色々と知ると、
観光するにも楽しみが増えますよね。