ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

島の「ムラオン」で歴史の勉強

2015.10.2
前回に続き…
御嶽好きなのでしつこいようですが
再び御嶽の記事をアップ(^_^;)

前回のムーヤマの他に、
竹富島の祭事の中心となる4ヶ所の御嶽。

イメージ 1
島の保育所と小学校に挟まれるようにある
清明御嶽(マイヌオン)」
国造りの神と言われています。

イメージ 2
続いて…
島の中では
1番スペースの広い御嶽でしょうか…?
「世持御嶽(ユームチオン)」
火の神と農耕の神が祀られています。

ここは、
五穀豊穣と島民の健康繁栄を祈る
島最大の祭「種子取祭(タナドゥイ)」が
行われる場所なんです。

タナドゥイは国の重要無形民俗文化財
指定されているようですよ(*^。^*)

イメージ 3
そしてお次は…
「西塘御嶽(ニシトウオン)」
これだけは漢字通りに読むのですね(^_^;)

ここには
竹富島に蔵元(役所)を置いた功績者
と言われる西塘を祀っているそうです。
島の守護神・豊作の神と言われています。
御嶽の裏に墓があるそうですよ。

この西塘という人物…
沖縄本島首里城前にある
世界遺産の「園比屋武御嶽の石門」や
首里城の城壁修復を手掛けた人らしい。

ボクが先日訪れた波照間島
「長田大主」と
オヤケアカハチ」の生誕の地を見た。

昔、
オヤケアカハチの乱という戦争があり、
オヤケアカハチを征伐したのが大里大主。

その長田大主によって
西塘の才能が見出されたとのこと。

西塘は首里の地で言葉を学び、
文学を学び、土木建築科になったという。

なるほど…
それで石門を手掛けたってわけですね。

何も知らないまま何気なく島旅をし、
たまたまカメラで撮影した
波照間島の2人の生誕の碑や
竹富島での西塘という人物…。

やっと繋がりました(^O^)/

旅の中で歴史の勉強しちゃった(*^^)v

…因みに、
竹富島の祭事の中心となる御嶽は
全部で4ヶ所ありますが…

もう1つの御嶽
「国仲御嶽(フィナーオン)」は
時間が無く巡ることが出来ませんでした。

これら4ヶ所の御嶽は
「村御嶽(ムラオン)」
と呼ぶんだそうです。

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なんていうつまらぬ想いで訪れた竹富島

たった2時間だけの自転車巡りだが、
小さな島の集落で
色々なことを知ることができた。

きっと…
他の島々も同じように
神聖な場所と崇める所がたくさんあり、
一つ一つの御嶽に
それぞれの言伝えや物語があるんだろうな。

深すぎる…沖縄(;一_一)

でもさ、
大昔からずっとずっと…
島の祖を大切に思うピュアな心…
素晴らしいですね(*^。^*)

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竹富島を離れる頃は
もう空はカンカン照りになりました。

蚊に刺された脚はスゴイ腫れたけど
空も晴れたからいっか(^◇^)

良い島だったよ!

☀ 海亀好きの航路より ☀