ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

島の伝統と観光客のトラブル

2017.5.31

< 宮古島総合博物館にて >
しつこいようですが、
まだ博物館での記事が続きます(^_^;)

第二展示室を隈なく見学し
次は第一展示室へ…。

こちらは
考古・歴史にまつわるものが
展示されています。

イメージ 1

かなりリアルなんですけど…(^_^;)

宮古島の島尻地区で執り行われる
悪霊払いの伝統行事

来訪神の3体の模型です。

24年前…だったけかな??
なるものに指定されたが、

なんと
2016年(昨年)に
「来訪神:仮面・仮装の神々」
の1つとして
無形文化遺産への登録が提案された。

2017年(今年)10月~11月頃に
提案されることが決定しているという。

もしかしたら、
ユネスコ登録になるかもしれません!!

イメージ 2

(画像はHPより)

来訪神は3体で、
島尻地区の青年が扮する。

島尻地区にある
「ンマリガー(産まれ泉)」と呼ばれる
泉の底から取られる泥を全身に塗る。

このンマリガーの泥は
強烈な臭気を放ち、
塗られたら
数日は臭いが取れないんだって(笑)

イメージ 3

(画像はHPより)

来訪神は悪臭を放つ泥を
あらゆる場所、人に付けて廻る。

伝統を理解する年齢になれば
笑って見ていたり、
臭い泥を付けられないように
走って逃げる輩もいるが…

理解できない小さな子供には
恐怖でしかないね…(^_^;)

イメージ 4

(画像はHPより)

伝統行事なだけに
おまわりさんもこのありさま(笑)

近年、
この伝統行事を
見物する観光客も増加し、

泥をつけられてトラブルになることが
多発しているそうだ。

まったく…(;一_一)

宮古島へ観光に行って
島の伝統も知らない輩は
文句しか言えないのかね…

からしたらさ、
抱きつかれても嬉しいくらい(^v^)

だって
昔から続いている伝統の
悪霊祓いなんでしょ!

臭いなんて
そのうちに消えるんだから、
何も知らないで土地の伝統に
文句垂れるなら
来るんじゃねぇ~!!

…って思う。

そもそも、
地区で選ばれた来訪神役の3人は
強烈な臭気を
あえて全身に塗ったくっています。

その青年達をリスペクトするよ…


☆☆ 海亀好きの航路より ☆☆