ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

幻想的な景色の中に…

2017.7.27    9:45

「ヤジャーガマ」の続きvol.2

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鍾乳洞でもあり、

風葬の面影を残し、

戦時中は
防空壕でもあった

このヤジャーガマ。

幻想的な景色がある
この空間の一角には
風葬墓」と呼ばれる石積みがあった。

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所々に小銭が固まって置かれており、
今でもここへお参りに来る方も
いらっしゃるのでしょう…

無縁仏となった魂に
手を合わせにくる人も居るのでしょう…

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大変失礼なことと承知の上で…

風葬墓の石積みの裏側に
未だ残されている人骨を
カメラに納めさせて頂いた。


ただのミーハーな気分で立ち入り、
肝試し感覚でギャーギャーと
騒ぎに来るような場所ではないこと…

そう遠くない昔、
戦時中は
真っ暗な洞窟に身を寄せて
命を守るために避難をした
防空壕であったこと…

まだまだ調査の行き届かない場所に
遺骨が眠っているという事実…

観光地のひとつではあるが、
イタズラに踏み込むような場所ではないと
理解をしたうえで訪れて欲しいと思った。


人骨が丸見えなのは…

お骨を入れた壺を
荒らす輩が居たからだ。

そして、
風葬」という文化があったからだ。


色々な用途に活躍したガマだけど、
このガマに葬られた方々にとって
この場所は魂の家だと思う。

そういう場所なのだから、
後世に生きる者達は

他人のおうちに
お邪魔させて頂く気持ちを持って

「失礼します…」

そんな素直な心で
訪れて欲しいと思った。


そして、
いつまでもこのまま…

残っていて欲しい。


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暗闇で生きるカニ
目が退化しているのが解る。

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行きはジックリと
時間をかけて進んだが…

帰り道は10分足らずで入口へ着いた。


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ガマの入り口から見上げた木漏れ日…

光って…
ありがたいものなんだ って
感じた一瞬だった。


母ちゃん、
ここに連れてきてくれて

いっぺ~
にふぇ~で~びたん (*^。^*)


☆☆ 海亀好きの航路より ☆☆