ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

大切に残されるシタダリの囲い

2017.10.29  10:30


石垣空港からバスに揺られ…
しばらく走ってから気が付いた。

そぉ~言えば…

飛行機でトイレに立つが嫌で
朝から飲み物を飲んでおらず、
喉がカラカラ…

あと少しで
離島ターミナルに着くと解ってはいたが、
せっかくだからこの集落を歩いてみよー!

…ってなことで、
思いつきで降車ボタンに手を伸ばし
降りた場所は

イメージ 1

(^。^)

毎度毎度登場します…

ワタルのテキトーマップです!!


「大浜」

昨年、友人との八重山旅で
この大浜地区にも訪れました。

イメージ 2

(昨年の画像)

246年前の
明和(めいわ)という時代に
大きな地震が起こり、
八重山諸島の島々に大津波が襲った。

定かではないそうだが、
この石はその時の大津波によって
打ち上げられた…という説もあるそうです。

他にも、
この津波石の近くには
オヤケアカハチの碑」もありますね。


琉球時代の歴史のお話ですが、
パティローマ出身の
アカハチとナータフージィ…

個人的には
オレはオヤケアカハチ派(*^。^*)

…どーでもいっか(笑)



さて、バスを降りて
直ぐに目についた自動販売機で
早速飲み物を買い、グビッグビ水分補給。

クゥ~!!!
沁みるぅ(>_<)!!


その場所は
「大浜郵便局」の脇。

ふと、目に入ったものが…

イメージ 3

郵便局の駐車場の真ん中に
カー(井戸)があるぅ~!!!


そーいえばさ、
昔の沖縄は水に大変な苦労をしたんだよね。

生きるために必要な生活用水
天水や井戸水に頼っていた…

岩の割れ目から流れる湧水を
沖縄では「ヒージャー(樋川)」、
八重山では「シタダリ(垂水)」
って言います。

古くから人々はその水を囲って
飲料水にしていたそうですよ。

沖縄県の島々に残されている井戸は
大昔、
犬や鶏などの動物が見つけた…

という伝承が
今でも残されていますね。

犬が発見したと云われる
「犬名河(インナガー)」、

竹富島にも犬が発見したと云われる
「仲筋井戸(ナージカー)」…

湧水の発見によって
人も土地も潤って
命が繋がってきたんでしょうね。


水汲みの仕事は
女性や子供の仕事であり、
とても重労働だった…。

石垣島では
1951年に水道が開通し、
水汲みの重労働から解放されたそうです。

もっと小さな島は
水道の開通に至ったのは
石垣島よりももっともっと後のこと。

オレが産まれた頃くらいに
ようやく水道か通った島だってあります。

蛇口をひねって
容易に水が出てくる今の生活…

コインを入れれば
飲み物が手に入る贅沢さ…

もっとありがたみを
感じなくてはいけないねぇ~


たまたま喉が渇いて
不意にバスを下車した場所で

自分自身の恵まれた環境に
気付かされました…とさ。


☆☆ 海亀好きの航路より ☆