ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

イビに宿る霊力は「村人の信仰の力」

2017.10.29   17:15


石垣で宿泊するホテル横にある
コンビニに到着。

そぉーいえば…
この近辺にはたくさんの御嶽が
あるんだったっけ。

数日間、外者のオレが
島にお邪魔させてもらうのだから、
島の神様にご挨拶しなきゃね♪


石垣島の南西部…
石垣市街地」といわれる場所は

市役所があり、
観光客が集まる飲み屋街や
ユーグレナモールなどのショッピング街、

八重山の島々へ渡る船が行きかう
石垣港(離島ターミナル)があり、

宿泊施設も多く点在している。


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石垣市内の
登野城(とのしろ)地区」にある
3つの御嶽にご挨拶して参りました。


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『糸数御嶽(イトゥカジオン)』

390号線バイパスから
チョイと入った所にポツンとある御嶽。

この御嶽のある
登野城(とのしろ」という地区は
石垣市内でも
早くから集落が形成された地域で、
多くの御嶽があるそうです。


昔、人が多く暮らした場所には
御嶽がある! (^。^)


昔は
390号線から南側は海だったそうで、
現在立派に整備されている
390線以南の建造物などは
埋立地に立地しているのでしょう。


昔、
この糸数御嶽から南は海岸線で
八重山の離島や沖縄本島を行きかう
船着き場があり、

航海の安全を祈った場所だそうです。


そして糸数御嶽の直ぐそばには

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『天川御嶽(アーマーオン)』


天川(アーマー)というのは、
この地一帯の称で、
古くは
「天川原(アーマーバル)」と
呼ばれていたそうですよ。

この御嶽の歴史は古く、
登野城(トゥヌグスク)村の伝承では
霊力の高かったある祖先が
天川原(アーマーバル)の霊石(イビ)を
信仰していたことから、

毎年豊作・豊漁に恵まれ

村人たちもその霊石(イビ)を
尊信するようになっていった…

そして
豊年・豊漁の神として
信仰するようになった…という。


現在でも
折々の祈願の他に
豊作への感謝と
来る年の豊穣を祈る
豊年祭がここで執り行われているそうです。


俺はさ…
困った時の神頼みばかりで、

沖縄の地に訪れて
神様にご挨拶をしても

「このバカタレ!」

って、
神様が呆れてしまっているかもしれない。


沖縄県の島々では
どの地域においても
「霊石」を信仰していた…という話を
よく耳にします。

元々、石に力があったのではなく
その地の石に

村を愛する多くの人々が
魂を込めて祈ったから、
石に霊力が宿ったのかな…と
個人的に思ってしまう。

何て言えばいいのだろう??

村の人々が
「神様」を造った…
「神様」を呼び寄せた??

…そんなふうに思ってしまう。


訪れるたびに感じる…

「沖縄の島人は
 ホントに信仰深い」

と。


御嶽へのご挨拶巡りは
長くなりそうなので
この後訪れた御嶽は

次回へ続く…(^_^;)


☆☆ 海亀好きの航路より ☆☆