201.6.19 12:00
フレペの滝を目指して
散策路を進む俺たち…
林道の坂道を抜けると
だだっ広い草原へと視界が開ける。
そこには…
エゾシカがあちらこちらにおり、
こんなふうに散策路の横断姿も(*^_^*)
お目当ての植物でもあるのかしら??
自然に生きる野生のシカ…
繁殖力が凄いようで、
増えすぎりゃ~
山の緑が食い尽くされる。
観光でヒョイと訪問する程度の俺には
自然遺産を維持することの難しさなど
たいして解るはずもないが…
関係者の方々は
多種多様な分野で
保護・維持・育成と、
尽力なさっているのでしょうね。
ようやくたどり着いた
「フレペの滝」
オホーツク海が一望できます。
これがフレペの滝。
垂直に切り立った約100mの
断崖の割れ目から流れ落ちている。
この滝には川が無く、
知床連山に降った雪と雨が
地下に浸透し
断崖の割れ目から水が流れている。
滝の底のほうで
海鳥たちの激しい鳴き声が
響いていました…
川の無い滝…
なんだか不思議ですね。
この滝は
「乙女の涙」
という愛称がついているそうだ。
ホロホロと流れ落ちる滝が
涙に似ていることから
そう呼ばれているとのこと。
この滝は水量が少なく、
夏場である今時期が
一番水量が多いみたいですね(*^_^*)
(※昨年の画像
5月30日に訪れた時の画像)
昨年の訪問時は
ようやく知床の春…という時期だった。
同じ場所から写した
今回のフレペの滝は…
緑が鮮やかですね~(*^_^*)
画像の奥のほうに写る
知床連山…
あの山々に落ちた雨雪が
ここへ流れ落ちているのか…
太古の昔は
ここには陸は無く、海だった…
永く永く続いたという
海底火山活動から
少しずつ堆積岩が形成され、
陸上での火山活動になったのが
約100万年前のこと。
その後も
永い年月と繰り返される火山活動で
知床半島の陸地が生まれた…
山々に落ち浸透した
雨水や雪解け水が、
川も無いのに
滝となって海へと注がれている地形も
大昔からの
火山活動で造られた
自然の芸術というのか…
自然の造形美ですな(*^。^*)
歴史を知るほど
奥深い知床です。
壮大ですな…(*^。^*)
☆☆ チュプカムイの航路より ☆☆