ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

知床の秘湯が流れる川

2019.6.19    14:30

 

未舗装の砂利道の果てに

たどり着いた場所は…

 

 

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「知床を代表する秘湯

  天然の大温泉」

 

…とも言われている

 

カムイワッカ湯の滝』

 

 

昨年の1人旅では、

観光船に乗る予定が

時化で欠航となり、

この場所まで

来てみようか悩んだ末…

 

旅先でしか乗ることない

レンタルした原付バイクで

砂利道を走る勇気が無く…

断念したまでです(-_-;)

 

だから、

どーしても来たかった。

 

 


カムイワッカ湯の滝

 

ここは、

標高400m、落差20mの渓流瀑。

知床硫黄山を源流とする

カムイワッカ川に掛かる滝。

 

川には温泉が流出し、

連続する滝のそれぞれの滝壺が

野趣溢れる天然の露天風呂となる。

 

カムイワッカ」とは

アイヌ語

 

「カムイ」…神、または神のような

      崇高な存在という意味。

 

「ワッカ」…水

 

この温泉成分が

強い硫黄成分を含むため有毒であり、

生物が生息できない

「魔の水」の意味と解釈されている…。

(※Wikipediaより)

 

湯の滝は

5か所から成っていて、

上流にいくほど湯温が熱い。

そして、硫黄成分も強い。

 

湯の滝で沢登りをするには…

膝までまくれるようなズボン、

 

岩肌にコケも生えており

滑り易いので

マリンシューズや靴下を

着用したほうがいいですよ(*^_^*)

 

俺は、

土産話にもなると思い…

前日にウトロの道の駅で購入したコレ!

 

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滑り止めの着いた靴下と、

タオル、袋がセットになって

売られています。

 

本当はマリンシューズを

持って来ようと思ったのだが、

旅の荷物を

少しでも軽くしたかったので

持ってくるのをやめたんです…。

 

 

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姫神も靴下を購入し、

岩場で履き替えました!

 

 

いざ、沢登りへ(^O^)/

 

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(笑)

 

ま、これは

非常にオーバーな演技をしました(^_^.)

 

滑り止め靴下は

ホントに滑らん!!

 

そして、

もう一人の野生児ゴリぞうは…

しっかりマリンシューズを持参し

岩場もヒョイヒョイ(*^_^*)

 

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放っておくと勝手に

どこでも登っていくのであります…

 

大自然の故郷に

帰ってきたのですから…

野生の血が騒ぐのでしょう(笑)

 

俺も登って行きたかったけれど、

3人の中で唯一カメラを下げ

滝での写真撮影をしていました。

 

コケてカメラが水没すると

全ての画像がパーになるし、

カメラが壊れても困る…。

 

仕方なく、

大人しく滝壺から撮影を。

 

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靴下は滑らず安定するのだが、

ここは自然の岩場なので

足を着く場所によっては

とても痛いんです(笑)

 

マリンシューズ…

持って来れば良かったぁ~。

 

カムイワッカの湯の滝…

もっともっと上流へ上って行くと

数か所の滝壺があります。

 

先ほども言いましたが、

上流へ行くほど湯の温度が上がり

更には硫黄も強くなり

目や肌もピリピリするそうです。

 

もっと凄い岩場を

場所によってはロープを握って、

転落の恐怖と闘いながら…

どんどん登って行った先には

本当の天然温泉がある!!

 

 

でも、現在は

チョイと足を踏み入れた範囲から先へは

立ち入り禁止となっている。

 

かつてはどの滝壺にも

自由に入浴できたそうです。

 

知床が世界遺産に登録され

観光客が激増し、

転落や落石の危険が増したこと…

 

そして実際に

落石が起こり危険度が高まったから

なのでしょうね。

 

シーズン中は

監視員が常駐するようになるほど

今では観光客が多く訪れるそうです。

 

あ、

因みにですね…

 

ゴリぞうのように

勢いで上に昇って行くのは用意ですが

下りは気を付けないと

危ないですからね!

 

 

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何度も言いますが…

ここは知床。

 

時には

ヒグマも出てくるので

ご承知おきを!

 

沢遊びをした俺たち…

 

駐車スペースで

ある男性と出会いました。

 

「どこから来たの?」

…と、

人の良さそうな中年のおじさん。

 

なんとその方、

ウトロにある

ゴジラ岩観光」の船長さんだそうだ。

 

写真を撮るのが趣味だそうで、

ご自身のスマホに写された

知床の自然の画像や

シャチやクジラ、

ヒグマなどの迫力ある画像や動画を

たくさん見せてくれました。

 

昔は

カムイワッカ

1番上の滝まで行って

温泉に浸かったとか、

湯温は40℃くらいあるとか…

色々なお話を聞かせてもらいました。

 

お話の好きな人なんだろうな…

 

お蔭様で

この日もピーカンに晴れ

気温も高くなったこともあり、

なかなか話は止まず…

知床の奥地の山で

日焼けをしてしまった(笑)

 

さて、

戻ろうか!

 

…って時に、

 

滝に掛かる橋では

 

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まぁまぁなサイズの

ニョロニョロが道を独占。

 

まぁ居るでしょうね

ヘビくらい(*^_^*)

 

 

ここからは余談です…

俺たちが知床旅から帰ってからのこと。

 

読売新聞の記事に

記載さていた事故…

 

「北海道斜里町知床半島沖で

 6月26日、遊覧中の小型観光船が

 操舵のミスで大きく揺れ、

 乗客6日人が重軽傷を負った。

 運行会社は網走海保に

 事故を届け出ていなかった。」

 

「ウトロ漁港を発着する小型観光船

 「カムイワッカ55号」の

 山谷貢船長(57)が、操舵を誤って

 船体が大きく揺れ、乗客37人中6人が

 転倒して肘を骨折するなどの重軽傷を

 負った。」

 

「同社は「ゴジラ岩観光」の名称で、

 ウトロと羅臼町を拠点に

 小型観光船3隻を運行している。」

 

という内容の記事を見た。

 

 

(@_@;)!?

まさか、

あの時出会った船長さんなのかな???

 

お怪我を負われた乗客の方々には

お見舞いを申し上げ、

俺が出会ったあの時の

船長さんではなかったとしても、

 

知床の素晴らしさを

船上から楽しませる仕事は

今後も頑張って続けて欲しいものです。

 

 

☆☆ チュプカムイの航路より ☆☆