てぃだぬふぁ~ ワタルです
海が大好き、海の幸も大好き!
お魚は…骨にしゃぶりつくように食します。
だってさ…
店の水槽で泳いでいるのを見た僕らは
その魚を殺してまで食べている。
1つの命を犠牲にして
「楽しい食事」という名目で
自分達の命の源に変えているんだ。
ありがたく全てを頂かなくては!!
「いつもキレイに食べるよね~」
「上手に食べるよね~」
…そういう褒め言葉のようなものを頂くが、
食いものに苦しまない人は皆そう思うのだろう。
もし、現代のように
色んなお店が無かったら…
スーパーに並ぶようなアジの干物が
金を出してでもなかなか食べられなかったら…
きっと好きだの嫌いだの言わず
あるものを有難く思い、
そして余すところ無くキレイに食す。
そんな当たり前のことが出来る人は
今どのくらいいるのだろうか?
贅沢すぎますよね、今の日本人。
究極の貧乏生活を経験したことのある僕…
きっとそれがきっかけで
好き嫌いが無くなってきたと思う。
大金持ちは、何でも金で始末する。
物の大切さを裕福な気持ちに
負けてしまうのだろう。
だから僕は金持ちにはなりたくない。
高給取りにもなりたくない。
物のありがたみが解らなくなるくらいなら
一生貧乏でも良い。
…その代わりに、
金が無いぶん、色んな知恵がつく。
そういう人で居られるほうが幸せだ。
魚をほうばった沖縄の居酒屋で
三線ライブが行われた。
直ぐに興味を持った僕は…
演奏者の三線に近付き
「触っても良いですか?」と。
「どぉ~ぞ!好きに弾いて良いサァ~」
気前の良い言葉に、勝手に興奮している僕。
この居酒屋も
旅行雑誌に必ずと記載されている店。
この太鼓のオジさんは
今はヘアスタイルが違うものの、
同じ店でライブを行っています。
毎回同じ宿に宿泊していた僕は
この店には何度訪れただろうか…。
でも、このオジさんは太鼓を叩いている。
この先も
いつ訪れるかわからないけど、
ふと訪れた時にライブで見かけられたら
店に来た今までのことを
色々と思い出せるんだろうな…。
この店に行き
この太鼓のオジさんを見ると…
「帰って来たな…」なんて思う。
故郷でもないのに、
沖縄の行きつけの店がある。
そこに、初めて見たときと変わらぬ人が
同じスタイルで演奏をしている…。
それをみるだけで
戻ってきたんだ…なんて思う僕。
でも、そういうのって
安心するんだよね。