ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

15世紀の世界遺産「沖縄のグスク」

H27.12.4    13:40

休憩所を出ると…
普通の通りっ端にドド~ン!!

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プレハブ小屋の奥に見えるのが
2000年に世界遺産に登録された
「勝連城跡(かつれんぐすくあと)」。

周囲には普通に民家もあります。
自宅から見える場所にあったら
ちょっと驚きますよね??

でも、
沖縄に点在する世界遺産のグスクは
このように
普通に暮らす人々の傍らに
当たり前のようにある。

不思議な感覚になります。

今回勝連城跡に来たのは
これで3度目となるオレ。

ここが城跡の中で1番好きなのは、
城跡のてっぺんから見る景色が好きだから。

そして、
この城跡に関わった歴史上の人物に
好きな武将がいるから…(笑)

築城家としても名の知れている
「護左丸(ごさまる)」ご存知ですか?

この護左丸…
琉球の戦国時代の武将です。

そして、勝連城に居城した
「阿麻和利(あまわり)」という武将…
この阿麻和利と護左丸、
そしてこの時代の国王との関係…。

「○○が城を討とうとしている…」
とか、

「○○が何か企んでいる…」
とか…

そういう陰口や下剋上のようなことは
ずっとずっと昔からあったんですね。

阿麻和利の勘違いともいえる
国王への告げ口によって
あらぬ疑いをかけられた護左丸は、
国王への忠誠を証明するために
告げ口に対して批判したり
対抗を全くせずに命を落とした…

そんな哀しい出来事があった
勝連城時代の歴史が残る。

イメージ 2

城にまつわるストーリー…
切ない物語だけど、
「忠誠を誓い、反論せずに命をおとした」
…なんて格好いい男だろう。

イメージ 3

城跡の横から見える石垣の中に
ポツンと空いた四角い穴。

ここから敵の侵入を防ぐために
弓を撃ったり、海を見張ったりしたのかな?

イメージ 4

城壁の上は
危険なので登ることを禁止する
注意書きがあるのだが、
登ってしまいますよね~(^_^;)

でも、
脚を踏み外したら
もの凄い崖なので…
命を落とすか…
重体になるのは間違えありません。

こういうところには
乗ってはいけませんよぉ~!!

★ 海亀好きの航路より ★