ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

町中で将来の夢を掲げる

2016.9.1     11:15
黒島にて…

伊古桟橋の透きとおった海を観た後
海沿いを更に東へ進むと
黒島東牧場に突きあたります。

牧場の直ぐ手前の獣道を右折すると…
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いきなりの緑の道(*^。^*)

『ヤラブのトンネル』
というらしいです。

日差しが強く
木々の間から射す木漏れ日が
心地よい。

蝶がたくさん飛び交う山道です(^。^)

しかし…
進むにつれて
「この道で良いのか??」
と思うほどの悪路(笑)

草がボーボーで凄かった~…
むしろチャリンコで良かったと
思う道でした。

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そしてまたもや御嶽(ワン)が!

『北神山御嶽(ニシハメマワン』
※沖縄では「北」をニシと読みます
 因みに「西」はイリと言う。

黒島の東側にある御嶽です。
昔、樽という希代の天才と言われた
航海王がいたとのこと…。

樽は八重山最高の公用船の船員で
八重山⇔沖縄間を37回も航海し、
無事に帰還したという人物。

その妹は神高い女性で
兄の航海のたびに無事を祈り、
その通りになった…とのことで
村人は妹の祈る場所を
霊場と考え拝殿を創建した…
と言われている御嶽です。

ここも旅の安全にまつわる
御嶽なのですね。

沖縄では
「兄」と「妹」の関係は
神格化した言い方で、
妹(おなり)が
兄(えけり)を霊的に守護すると考え、
妹の霊力を信仰する琉球信仰の
言伝えがあります。

樽の妹は
「おなり神」だったんでしょうね(^。^)

ヤラブのトンネルを抜けると
東筋集落に辿り着きました。

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集落の街並みは
沖縄独特の景観です。

民家の外壁の石積みや
色鮮やかな花も
南国らしい♪

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電信柱に取り付けられた
何の気ない看板には…

島の小中学生の夢が
記されていた。

「ぼくのゆめは、
たくさんおきゃくさんがくる
ケーキやになることです」

良いね(*^。^*)

子供を大切にしている感じが
島の集落に現れている感じ。

夢に向かって頑張れ、少年!!

この黒島は
ハートの形に似た島なので
「ハートアイランド❤」とも言われる。
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牛の放牧場ばかりが広がるため
あちこちで見かける干し草ロール…。

牛ちゃんたちからしたら
この干し草は
ロールケーキみたいなものかな??

いやいや…
干し草は人間でいうご飯(お米)
みたいなもの…
これだけでは美味しいわけがない。

この干し草の他に
栄養のある
トウモロコシや大豆などの穀類、
脱脂粉乳や魚粉など…
牛の年齢や体調、
ミルクの出具合によって
調節しているんですって。

愛されているんですね~
牛ちゃんたち(*^。^*)

☆☆ 海亀好きの航路より ☆☆