ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

ありがとう、マスター

2018.10.2   15:30


今回の旅の最後は
十六夜のマスターに借りたバイクで
6時間…

2年ぶりの島1周をしました。


自宅で母親のズボラ介護と…
仕事も介護職なので安月給(^_^;)

そんなもんで
年に2~3回しか旅に出られない僕。



十数年前、
プライベートで訪れた沖縄県
僕にとって 
どストライクな場所だったのをきっかけに…

年々
沖縄県のあちこちに出向き、
琉球の歴史を好きになり、
残される史跡を辿り、
いつでも海を感じながら
島の神様たちに
手を合わせるようになった。


恥ずかしながら
乗り物の運転が非常に苦手だった僕が、

2年前
初めて来たこの久米島
原付バイクでの行動を可能にしてくれた。


旅先でしか
バイクに乗ることがないのだが、

そーゆーのを含めて

沖縄は
訪れるたびに
少しずつだけれども…
僕を成長させてくれます。



今回、
台風の影響を受け
急きょ久米島に来ることを選び、

2日半の短い滞在だったけれど…

元々の旅程が
台風の影響でどんどん変更になったことも
全く残念に思わず

むしろ…

久米島に来られて
本当に良かったと思う。



居酒屋の十六夜へ戻ると
ちょうどマスターが仕込みのために
店に来たところだった。


「マスター、ただいま~!!
 バイクありがとうねぇー。」


僕が
この後空港へ向かうことを
解っていたマスターは

ホントに自然な感じで

「乗せて行こっか??」 …と。



これから店の仕込みをするのに
何て親切なのだろう…。


お言葉に甘えて
マスターの軽トラで
久米島空港まで送ってもらいました。


マスターと2人きりになるのは
思い返せば初めてかな…


車の中では

マスター:「島、1周してきたの?」

オレ:「1周してきた。
    ミーフガーに向かう海っぺりの道が
    通行止めになっててさ…」

マスター:「あぁ…、
      あそこ通行止めだったでしょ~
      車エビの養殖場があるでしょ!
      台風でエビが道路に出ちゃって
      皆が拾ってたらしいよ」

オレ:「えぇ~!?そぉ~なの?
    俺も拾いたかった~(^_^;)」


走る車の中から
マスターの畑が観え、

オレ:「マスターの畑だけスッカラカンだけど
    今度は何を育てるの?」

マスター:「これからは冬野菜だな…」


周囲のサトウキビ畑に育つウージは
先日の台風でキレイに横たわっていた。

そんな光景を見たマスターが
ポツリと…


「また台風が来るんだもんな…
 もうウンザリだよ…。」


と、こぼした。



俺が島を1周している頃に
マスターは
スーパーに買い物に行ったそうだ…


既に通過した
非常に強い台風24号が接近する頃から
船が出ずに
食材などの物資が滞ってしまった久米島


島の至るところで
食材を中心に
各店舗内の商品が品薄、
または棚に商品が全く無い状態が続いた。


漁船ももちろん大打撃で
海へ出て仕事ができない日々も続いた。


離島あるある話なのだろうが、
気の毒に思ってしまった…。


久米島沖縄県においては
まずまず大きめな島だと思う…

久米島の島内に
食品加工・製造業者など
出来ないものなのか…?


せめて
台風が多くやってくる場所なので、

船などでの物資運搬ばかりに頼らず
島民が不自由しない程度の
食品製造工場などがあっても
良いような気がする…。


イメージ 1


たわいもない話を
本当に短い時間だったが

マスターとの距離が
また更に縮まったきがした時間だった。


空港に着いた時

「みんなに宜しく伝えて下さいね!」


マスターはすご~く自然に

「了解!!」

…って言ってくれた。



イメージ 2




ハァ~
もう帰るんだよな。


沖縄旅の最終日
帰りの空港でお決まりの儀式が…


イメージ 3


空港の障害者用トイレをお借りして
汗ばんだ体の清拭と
衣類の総着替え…(笑)


ごく短時間で
日に焼けた背中…

少しヒリヒリしたな~


なにせ汗かきなので
そのまま飛行機に搭乗するのは
お隣や近くに座る乗客に失礼なこと。


汗をかかない季節なら別ですが、
沖縄へ出向くと
必ず帰りの飛行機に搭乗する前に

空港などで
このような儀式を行います。


イメージ 4


頭も真水でゆすぎ、
サッパリいたしました(*^。^*)


イメージ 5


久米島発の機体も
プロペラ機でございます。


夕方16:50
久米島を飛び立ちます。



さ、
地元 埼玉へ帰るかな…



☆☆ 海亀好きの航路より ☆☆