ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

囚人が暮らした舎房

2019.6.20    10:45

 

しつこいようですが

「博物館 網走監獄」の記事が

もう少し続きます(^_^.)

 

施設内の見学ポイントも終盤へ…

 

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重要文化財である

「舎房」

 

右隅に写る小さな建造物は

登録有形文化財

「哨舎」です。

 

この舎房は

建築技術がふんだんに詰まった

合理的な舎房なんです。

 

上空から観ると

 

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こんな形をした建造物。

 

 

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5方向の放射状の構造から成り、

放射状に広がる5つの舎房の中央には

 

「中央見張所」がある。

(画像左の建物)

 

この1か所から

全体を見渡せるよう

八角形の形となっている。

 

少人数で大勢の囚徒を管理できる

という利点から、

ベルギーのルーヴァン監獄を模倣し

建設したそうだ。

 

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物凄い数の部屋が並び…

所々に囚徒の様子を

垣間見ることができる。

 

扉の脇に写る木造の格子…

(下の画像の左側など)

 

「斜め格子」といわれる仕切りで

暖房・換気・監視が考慮され

廊下側から部屋の中を

見ることはできるが、

 

向かい側の部屋は

見えないような造りになっている。

 

昨年も熟視してしまったが、

凄い建築技術だな~(*^_^*)

 

そして旅友の姫神は…

 

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妖怪ハラヘラシーが気になるのは

やはり

食いものに関係する部分なのね(^_^.)

 

 

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所々に点在する

囚徒の人形…

 

 

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フンドシ姿で

この場所にいるってことは…!?

もしかして

脱獄しようとしているのか??

 

 

でも…

この角度を見ると

俺は別の心配のほうが…

 

 

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予感的中!!

 

 

(@_@;)!!!

 

 

そろぉ~りそろりと

姫神が立ったポイントは…

 

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股間のチェック(笑)

 

さすがです(^_^.)

 

 

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長期重罪囚徒…

と言われるだけあり、

人形の体も当時のリアルさありあり。

 

これは

囚徒たちの浴場の様子…。

 

数分単位の号令に従い、

一槽入浴3分、

洗体3分、

二槽入浴3分、

洗顔3分…

 

入浴にも決まりがあり

15人単位で脱衣から着衣まで

約15分だけ。

 

現在は号令は

ベルで合図されているとか。

 

1日で朝~夕方までに

入浴できる人数は約200人。

1000人の囚徒が全員入浴するのに

5日間もかかったようです。

 

 

この博物館には

他にも重要な建造物があります。

貴重な資料や展示物、

記事に載せてない囚徒の様子も

見学できます(*^。^*)

 

冬はシバれる寒さとなり、

オホーツク海の潮風にも

多少なりさらされるでしょう…

 

野外の博物館なので、

重要な建造物も

雨風にさらされます。

 

いつの日か解らないけれど、

劣化が進み少しずつ

朽ちていくかもしれませんが、

 

いつまでもこの博物館が

残っていて欲しいものです。

 

 

☆☆ チュプカムイの航路より ☆☆