ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

迷い迷って辿り着いた「千貫門」

2016.12.18  15:00

雲見浅間神社の本殿がある
烏帽子山の頂から、
無事に下山した一行。

次こそは!!

…と、千貫門を目指して
近くまで移動し、
だぁ~れもいないスペースに
チョイと駐車をさせてもらう。

夏場は
海水浴客や夏休みの家族旅行などで
賑わいそうな場所だが、
冬場は
ホントに人気がなくて…

適当な場所に
車を駐車することができた(^_^;)

イメージ 1


車を降りて
千貫門へ通じる遊歩道を
歩きながら探す…。

しかし、

イメージ 2

どれだけ方向オンチなんだ
俺達は…(~_~;)

観光する場所の順番は
計画したものの、

その場所の詳細までは
詳しく調べていなかったので
この旅はとにかく
山を登るハメに合ってばかり。


「なぁ…、ここじゃないよ」

「そうだよね…」

「どこなんだ!?遊歩道は…」


予定外の烏帽子山の登山の後なだけに
既に俺は
元々悪い膝にガタがきていた。


俺:「ねぇ、スマホ持ってる?」

ゴリ:「持ってるよ」

スマホの航空画像を拡大し、
遊歩道の場所を探す…

何で最初から
こういうふに調べなかったのだろう(笑)

俺達がウロついた場所は
遊歩道入口のニアピンでした(~_~;)

イメージ 3


流れる川に架けられた
架け橋に釣られ、

何の疑いもなく
見つけた数段の小階段を
遊歩道だと思い込み、

終いには
私有地と思われる
お山に入り込んでいた俺達…(笑)

川まで振り出しに戻り、
スマホの航空画像で確認すると…

もう1つ隣の掛け橋が
遊歩道への道だった。


イメージ 4


\(~o~)/

あったぁ~ーーーー!!!!!


ここにたどり着くまでに
とんでもない登山をし、
迷子になっていた俺達…


イメージ 5


遊歩道の入り口を見つけただけで
物凄い達成感を感じたのは
俺とゴリ君だけだったのかな??


「千貫門遊歩道」と記された札に
心底喜ぶ俺達に見向きもせず、

スタコラサッサと
先へ進む姫神…(笑)


また階段を登ったり
坂道を登ることになったが、
この先に行けば
行きたかった場所に着く!!

既に足腰に乳酸が溜まり
疲労困憊寸前の
30代後半の俺とゴリ…

「この先に行けば
 絶景が待ってるだ!!」

そう励まし合いながら
遊歩道を進みます。


イメージ 6


烏帽子山の展望台から観た
山肌の遊歩道…

今度は遊歩道から
烏帽子山の山頂を眺める。


既に時刻は15時近く…

潮見表で干潮時刻を狙って
この場所へ来るように
予定変更をしていたが、

イメージ 7


それよりも
サンセットの時間に
近づいてしまった(笑)


大きな一升餅サイズほどの丸石が
海岸にゴロゴロと積み重なる海岸。


イメージ 8


やっとたどり着いた
『千貫門』


イメージ 9


波の浸食によって
削られたというトンネル(海食洞)…


かつて海底火山の
地下にあったという千貫門。

マグマの通り道が地上に姿を現した
「火山の根」の一部だそうです。


この岩山…

思ったよりも大きく
下がれど下がれど
カメラのレンズ内に
岩が納まらない…。

イメージ 10


この千貫門周囲の海水は
とても澄んでいたな…。

夏にはきっと
シュノーケルが楽しめる場所だな。


イメージ 11


船が余裕で通過できる大きさの穴


波の浸食で出来た大穴だが、
今後長い年月が過ぎると
形を変えてもっと大きな穴に
変わってしまうのだろう…。


自然鑑賞…

思えば
その時目にした一瞬って

二度と全く同じ光景は
見られない

…ってことなんだよな。

雲の形ひとつ、
波の潮位や波しぶきひとつ、
肌で感じる風の感覚ひとつ、
太陽の輝き方ひとつ…

今後
また同じ場所に来たとしても、
この時に観る光景と
全く同じものは観られない。


千貫門の海岸では
旅友と距離をおき、

俺は1人離れて
フラフラしていた。


何だろう…

誰かと
「会話」ってものを
しなくても良い場所…

って、思ったんだろうな。


…続く

☆ 海亀好きの航路より ☆