ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

女の神の嫉妬

2016.12.18  

スカイパノラマの続き…


絶景を観た後、
この岩山をまた降りなければ
なりませんね…(~_~;)

山登りのシンドさと絶景ばかり
気を取られていましたが、
この岩山の説明を
忘れていました(笑)


烏帽子山(えぼしやま)』

という岩山に、

『雲見浅間神社』という
神様が祀られる神社があります。

俺達が迷子で登ったのは
烏帽子山であり、

結果的には
雲見浅間神社への参拝となった。

伊豆半島最西端の
海岸に立つ岩山…

昔は女性禁制の神社で、
女性は中の宮(拝殿)までしか
参拝ができなかったとか。

162メートルの烏帽子山

「なんだ…そんなもんかよ」

そう思う人もいるでしょうが、
侮ってはいけません!

サンダルやヒールなんかでは
決して登ってはいけません!

鳥居を潜ってからの階段は
足慣らし程度の130段…
拝殿の先は
320段…(~_~;)

注意喚起の看板が掲げてあり、
「ロッククライミング禁止」
と…。

少し前までは
岩登りをする輩が沢山いたそうだ。

2016年に死亡事故が起き、
禁止になったそうですよ。


そして、
ここからは神の時代の
神話のお話です。

端折ってしまいますが…

富士山の神様である
(このはなさくやひめのみこと)

聞いたことがある名前ですよね。

そして、
その富士山の神には
姉がいました…。

「磐長姫尊」♀
(いわながひめのみこと)
という姉…。


瓊瓊杵命(ににぎのみこと)♂
という男神
日本に降臨して、
木花開耶姫命(妹)に
一目惚れをしたのだそうだ…


イメージ 1

「へぇ~、そうなんだぁ…」


姉妹の父は、
両方の娘を共に差しだしたが、

瓊瓊杵命は
姉の磐長姫尊を疎んじて
父のもとに返してしまった…とか。

絶世の美人といわれ、

一方
姉の磐長姫命
ブサイクだったんだと(笑)


これを悲しんだ磐長姫命
伊豆の雲見に隠れ住み、
仲良しだった姉妹も
互いに憎み合うようになってしまった…


イメージ 2


「これ…登ってきたんだ…」
「先が見えないじゃないの…」


そんな神話があり、
この烏帽子山では

「富士山を褒めてはいけない」
烏帽子山で富士を褒めると怪我をする」

などと云われている。


 烏帽子山が晴れると
 富士山が雲に覆われ、

逆に…
 富士山が晴れると
 烏帽子山の天候が悪くなる

と、言われており、

富士山を褒めると
海中に振り落とされる…

なぁ~んていう伝説があるらしい。


女の 憎み合い…って
怖ぁ~い(~_~;)


でもさ、
俺達…
烏帽子山の頂きの展望台で
富士山を見たけれども…

それよりも
その周りの絶景のほうが
褒めていたよね??

だから
山から振り落とされなくて
済んだのかな??


そんな伝説話しと共に
烏帽子山をなんとか下山 (*^。^*)


☆ 海亀好きの航路より ☆