ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

嬉しかった 「わたる!!」

2019.12.6    14:00

 

 

特別遺跡 登呂遺跡公園の続き…

 

一般人が自由に訪れることができる

登呂遺跡公園ですが…

 

屋外に復元された

弥生式縦穴住居だけではなく、

隣接する博物館にも足を運びました。

 

 

f:id:tida-kankan:20191217232012j:plain

 

 

静岡市立登呂博物館』

 

 

この館内…

1階フロアは

参加・体験型展示のスペースとして

無料で誰でも訪れることができる。

 

そう広くはないスペースながらも…

 

弥生時代の面影を再現し

小学生くらいの子供にとっては

良い体験や経験ができる場所かな。

 

その他、

1階には考古学関係図書をそろえる

図書コーナーや、

 

観光情報などを紹介する

情報・映像コーナー、

 

講演会などに使用するホールがあります。

 

 

この館内に入り込んで直ぐ…

僕は一目散に

トイレへ小便をしに行きました(^_^.)

 

トイレ後…

他の珍レンジャー一行が

どこで何を見ているのかも気にせず、

 

「弥生体験展示室」

という場所に入り、

 

展示されていた出土品などを

興味深く見ていた俺…

 

 

 

すると突然

 

 

『わたる!!』

 

 

と、いう声が聞こえた。

 

 

パパさんが俺を読んだ声だった。

 

 

 

凄い個人的なことなのだが…

 

 

「わたる!」

 

…と、呼んでくれたこと

ただそれだけが、

 

今回の旅の中で

俺にとっては1番嬉しかったことです。

 

 

くだらない話なのでしょうが…

 

 

約7年半前に

 

「性転換をするんだ!!!」

 

…と、決意を固めた頃から、

男性名に名前の変更をすることを

考えていた。

 

名字と字画の愛称が良い名前…

ちゃんと意味を持つ名前…

 

生まれた時に

親につけられた名前を捨て、

 

出来るだけ恥じないように

自分なりに調べて考えた自分の名前。

 

 

正直…

僕の親は今でも

「わたる」と呼んではくれない。

 

僕には姉がいるが、

同じ境遇というのか…

 

姉も僕と同じように

男としての意識をもって

「嫁」という立場にある

女性と同居をして生活をしている。

 

ただ姉は

体は純な女性であり、

手術をせず、名前も変えず、

戸籍上ももちろん女性のまま。

 

戸籍上は

自分の姉に申し訳ないが、

ただの女同士…という形。

(アネキ…ゴメン)

 

 

不思議な姉妹…というか、

兄弟なんですよね(^_^.)

 

性転換をする旨を

1番最初に打ち明けたのは姉だった。

 

凄く理解があり

安心できたんですがね、

 

その姉ですら、

「わたる」と呼んでくれることはない。

 

 

 

とっさに呼ぶためだったのか

そんなこと何も考えずだったのか…

 

 

「わたる!」

 

 

…と、

俺を呼んでくれたたったその一瞬が

凄く嬉しかったんだよね。

 

 

僕のことを

「わたる」と呼んでくれる人は

 

恥ずかしながら

ホントに少ない(^_^.)

 

初のメンツで旅をしている最中、

いきなりだったので…

軽く目が潤むほど

嬉しかったんだよね~

 

 

 

んで、

 

呼ばれた先で

 

「良い写真が撮れるから!!」

(※だから一緒に来いよ!)

 

ってことで、

 

 

弥生時代の女性が着用していたとされる

「貫頭衣(かんとうい)」

と呼ばれる

麻の衣服をまとい…

 

 

f:id:tida-kankan:20191218001206j:plain

 

 

「はい、チーズ!!!」

 

 

その後、

 

 

一番年下の小僧は…

 

 

「働きなさい!!」

 

…ってなことで、

 

 

 

f:id:tida-kankan:20191218001359j:plain

 

 

セッセと田植え(笑)

 

 

 

こういう時代や歴史好きじゃないと

共感してもらえないだろうけれど…

 

この界隈に訪れる機会があったら

今度は有料フロアにも訪れて

僕の知らない経験をしてみたいと思う。

 

 

 

…この後

 

僕が勝手に想像することなのだが、

 

旅を友にしているネェネェが

この登呂遺跡公園を後に

移動中の車内で

 

初めて「ワタル」

 

と呼んでくれたり、

 

「ワタルがね~…」

 

と、

話の中で言ってくれたのを

凄く敏感にとらえました!

 

 

勝手な憶測かもしれないけれど、

 

同じ職場で働いているネェネェ…

 

今まで、

「カミヤマさん」

なんて呼び方をしていたけれど、

少々苦しい思いがあったのかもしれない。

 

 

職場での上下関係でいえば

俺のほうが先輩になっちゃうんだけど、

 

そーゆーの…

面倒臭いじゃん!! (*^。^*)

 

 

ネェネェに

「カミヤマさん!」って呼ばれるの…

いつもケツが痒くなる気がしてたんだ。

 

 

すんごい小さなことかもしれないけれど、

 

「わたる!」

 

…って呼んでもらえることって

 

個人的には認めて貰えた気がして

嬉しいんだ(*^。^*)

 

 

家族には認めて貰えなくても

俺には

俺を認めてくれる仲間が

どんどん増えているんだ!

 

 

当の本人は

 

「は?」

 

 

…と思うのだろうが、

 

俺みたいな経験をしているモンにとって

凄くありがたいきっかけをくれた

パパさん!!

 

ありがとう(*^。^*)

 

 

それと…ネェネェ、

 

 

もう勤めて3年、

 

見かけによらず

「私、新人だから~」 は

そろそろ使えないフレーズだよ(笑)

 

 

職場において

ネェネェがどういう対応をするのか、

俺が決めることではないけれど…

 

 

ネェネェは

俺にとって…

 

たかだか数年だとしても

人生の先輩です!!

 

 

たいしてネェネェのことも知らないけれど、

 

でも!

 

俺にとっては

 

お姉さんですから!

 

 

 

今後とも…

 

 

この珍レンジャーとは

 

細くとも…

 

繋がっていたい…

 

 

 

 

そう思った観光先でした。

 

 

 

☆☆ 海亀好きの航路より ☆☆