ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

日本神話最強の神と「天孫降臨」に至るまで

2022.5.31

 

 

観光スポット「鹿島神宮」の続きVol.5

鹿島神宮にまつわるお話 わたるバージョン」

 

 

イザナギ神の行動によって誕生し

高天原(たかまがはら)と呼ばれる天上界に

身を置いていた

武甕槌大神タケミカヅチ)』と

天照大御神(アマテラス)』。

 

また、

葦原中国(あしはらのなかつくに)

と呼ばれる地上界では、

天界を追放されたあの異端児

スサノオが現在の島根県出雲に身を置き、

 

時が流れ…

 

スサノオの子孫にあたる神が

大国主(おおくにぬし)」と名を改め

 

別の小さな神とともに

地上界での国造りを進めていました。

 

が、

 

 

この大国主(おおくにぬし)もクセ者でして…

プレイボーイというのか…?

女にだらしがない…というのか(;一_一)

 

そのうちに一緒に国造りをしていた

小さな神は別の国に行ってしまい、

大国主(おおくにぬし)は困っちまった…

 

あのスサノオ神の子孫なだけあって

似た者同志なのでしょうかね???

 

地上界は荒れており

グチャグチャだったのでしょう…

 

 

そんなタイミングで

天上界の天照大御神(アマテラス)は、

 

「国造りは私たち高天原(天上界)の神たちが

 やった方が良いのではないか…?」

 

…と、考え始めており、

 

天上界の八百万(やおよろず)の神々たちによる

会議によって選ばれた刺客神を

葦原中国(地上界)へ

国譲りの交渉役として送ったという。

 

 

しかし、

最初の刺客神は

「地上は何だか騒がしかった…」

と、直ぐに帰ってきやがった(笑)

 

 

そして再び八百万の神の会議…

 

次に任命された刺客神は

地上の大国主を尊敬してしまい

家来になんぞなっちまったとさ…(笑)

 

3年経っても帰って来なかったんだと…(;一_一)

 

 

天上界の神々は諦めません…

 

またまた八百万の神の会議を追行し

3人目の刺客神を任命。

 

しかしまた

この3人目の神もダメ男でありまして…

この神は

地上界の国を我が物にしようという野望があり

大国主の娘と結婚なんかしやがった。

 

そして8年も戻らなかった…(~_~;)

 

八百万の神

戻ってこない刺客神の様子を見に行かせるため

「鳴女(なきめ)」という鶏を視察に向けたが、

 

矢で撃ち殺され

矢が刺さったままの鳴女の亡骸は

天上界の天照大御神(アマテラス)の所まで

届いたのだという…。

 

怒った天照大御神(アマテラス)は

地上界へ矢を投げ返し…

野心を持った3番目の刺客神に刺さり

死んでしまった…。

 

 

国譲りの交渉に向かわせる神は

その都度八百万の神の会議で決められていたが…

どいつもこいつも使えない野郎ばかりだった。

 

 

そして懲りずに

八百万の神の会議…

 

ここで選ばれたのが

鹿島神宮に祀られている

武甕槌大神タケミカヅチ)」

 

 

天照大御神(アマテラス)から任命された

武甕槌大神タケミカヅチ)は下界に降り

国譲りの交渉という任務を追行するため

 

それまで地上の日本を支配していた

大国主オオクニヌシ)の元へ向かった…

 

またその直ぐ後にも

フツヌシ神という神も下界に降り

国譲りの約束を取り付けたという。

 

タケミカヅチとフツヌシという2人の神は

云わば神代時代の外務大臣…ですかね。

 

しかし、

納得しなかった大国主の弟が反抗すると…

圧倒的な強さで討伐した防衛大臣でもあります。

 

 

ん…(~_~;)

「どいつもこいつも使えなかった過去の刺客たち…」

「会議での選出もセンスが悪い…」

 

最初からタケミカヅチを出せっつ~の!

今までの無駄な時間はなんだったんだ!!

…と思うと、

何だか僕の勤める職場にそっくり(笑)

 

 

討伐の末

武甕槌大神タケミカヅチ)は大国主の所へ戻り

 

「お前はどうするつもりか」と尋ねると

 

大国主

葦原中国(地上)を譲る代わりに

 大きな社を建ててくれ…

 自分は出雲で隠居生活をする…」

 

と、交換条件を出した。

 

武甕槌大神タケミカヅチ)は天上界へ戻り

天照大御神(アマテラス)に

地上界を平和に平定したことを伝え、

 

この交換条件で建てられた社が

出雲大社」の起源となった…という。

 

 

タケミカヅチとフツヌシによる日本平定後

天上界から神々が高千穂に降臨し、

皇室(のご先祖)による日本国が始まった…。

 

これが

天孫降臨」なのですね(*^。^*)

 

 

現在の鹿島神宮に祀られている御祭神

武甕槌大神タケミカヅチ)」は、

 

天孫降臨が成される直前に

荒れた地上を正し、

国譲りの約束を取り付けた凄い英雄なのです。

 

日本神話最強の

「武将の神」や「勝利の神」と呼ばれ、

遠い昔から崇められている

 

 

と、

長々となりましたが

 

鹿島神宮の御祭神の誕生や

どんな神様で何をした神様なのか

 

僕なりに調べて

独断と偏見のもとに綴ってみました(*^。^*)

 

※なお、これまで記載したイラスト類は

 他サイトから引用させて頂いたものです。

 僕にとって非常に解りやすく、そして面白く。

 とても参考になったサイトです。

 

 もし、神話・神様・神社にまつわることに

 興味をお持ちの方は是非見て欲しいと思います。

 

 『サイト:

   神話と神様と神社のこと

        「あなにやし」 』

 

 

☆☆ ティダぬファ~の わたるより ☆☆