ティダぬファ~『WATARU』

毎日が旅だったらいいのに…

衣帯を脱ぎ、地を這って潜った水汲み作業

2019.8.31    11:00

 

 

西郷南洲記念館と

南洲神社での参拝後、

島の西側の町「知名町」へ。

 

ちょうど昼にも近い時間…

 

昨日通り道で見かけた

茶店へ行ってみることに。

 

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(HPより引用)

 

島の南側の中央に建ち、

太平洋を望む喫茶店

 

 

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店内から観える景色。

 

1~3月にかけて

ザトウクジラのブローやブリーチングも

観ることができるそうですよ(*^。^*)

 

11:00~の営業。

開店間もない時間に来たので、

他に客は誰も居なかった…

 

店内で絶景独り占め(^O^)/

 

道のカーブする場所に

ポツンと建つ店ですが…

メニューは意外にも豊富です。

 

「・焼肉 ・ハンバーグ ・ロースカツ

 ・フッシュフライ ・エビフライ

 ・フライドチキン」

…から、好きなメインメニューを選べます。

 

ケーキやスイーツもありましたよ♪

 

僕はオムライスに

メインメニューはハンバーグを!

残念ながら、

料理の画像は紛失した携帯に写したので

オムライス画像はありませぬ(-_-;)

 

駐車場も広々とあるので、

晴天日のランチや

観光の一休みにカフェタイムなど

 

店内からや店の外からの景色も一緒に

是非楽しんでみて欲しいですね。

 

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非常にボリューミーだった

オムライス・ハンバーグを食べた後、

更に西へバイクを走らせます。

 

 

昨日気になったモノ…

 

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道路脇に建つ「高倉」

 

…ま、これも気にはしたが…

この高倉のすぐ脇に

「暗川(クラゴー)」があった。

 

 

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石段をずっとずっと降りて行きます…

 

 

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見えにくいのですが…

画像中央辺りはガバッと

洞窟の入り口のようになっており、

下りの小道が続いている。

 

 

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湿地なので

とにかく蚊が多いんです(>_<)

 

奥へ進むほど

真っ暗で何も観えません…。

訪れる方はライトを持参しないと

ちょっと恐怖を感じるかも(笑)

 

僕はですね…

洞窟好きなので、

昨年旅のためにヘッドライトを購入。

 

 

暗闇では

沢のような水が流れる音が響いている…

 

リュックからライトを出し

暗闇を照らしてみると…

 

 

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(@_@;)!!

 

スゴイ水の量だ!

 

 

鹿児島県指定天然記念物です。

 

以前の記事でも記載しましたが…

 

「暗川(クラゴー)」

 

沖永良部島の地質は

隆起サンゴ石灰岩層からなり、

水は石灰岩層の隙間から地下に潜り

鍾乳洞などを流れ海岸に至る。

 

その鍾乳洞の一部に縦穴・横穴ができ、

地下水を汲み取ることができるところを

暗川(クラゴー)と呼んでいる。

 

 

住吉暗川は

夏の暑い日に犬と猫がずぶ濡れで

岩の隙間から出てきたことから

発見されたと云われている。

 

 

(ー_ー)!!

 

沖縄本島伊計島にも

ずぶ濡れの犬の説の犬名河(インナガー)、

 

八重山諸島竹富島にも

干ばつ中に

尾っぽを濡らした犬が発見した伝説の

仲筋井戸(ナージカー) …

 

 

南の島々の水の御苦労は

良く知っているが、

水場の発見が全部犬なんですよね~。

 

ま、いっか(^_^.)

 

 

発見された当時の洞窟の入り口は

非常に狭かったらしく、

縦約18センチ、幅約91センチで

 

耳を地につけ、

這ってようやく

出入りが出来る状況だったそうだ。

 

明治9年に鹿児島県から

数名の石工技術者が派遣され、

硬い岩を爆破技術によって入口を広げ

険しかった道が通路として整備。

 

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暗川の水は豊富で

地域住民の生活用水などに利用された。

 

主に婦女子の仕事の一つとされた水汲み…

 

高低差20メートルの階段を利用し

水桶を頭上に載せたり肩に担いで

毎日数回往復していたのでしょう…

 

 

昭和36年~37年にかけて

簡易水道事業が施工され、

翌年には給水が開始された。

 

水汲みの重労働から解放された

当時の人達の喜びようは

当時を知らない僕でも推測できます。

 

 

☆☆ 海亀好きの航路より ☆☆